施工実績
不同沈下修正工事
【橋梁を修正】【ビルを修正】【倉庫を修正】【神社を修正】【住宅を修正】
不同沈下とは、建物基礎下の地盤が軟弱なために沈下を起こし、建物が均等ではなく、
一方に片寄って傾斜し建物に影響を及ぼす現象です。
軟弱地盤の引き起こすトラブルは火災と同様に致命的ともなりかねません。
地震の時、良好な地盤ほど被害は少なく、建物は人を守るシェルターになります。
しかし悪い地盤や適切な基礎補強工事が施工されていない建物は人を襲う凶器になることを、
阪神淡路大地震は教えてくれました。
建物のにおいても深刻な事態、それは建物が傾斜するこことです。
傾斜は盛土の締め固め不足、軟弱地盤の圧密沈下、擁壁埋め戻し土の転圧不足、
傾斜は盛土の締め固め不足、軟弱地盤の圧密沈下、擁壁埋め戻し土の転圧不足、
適切な基礎補強工事がなされていない、など地盤の沈下による不同沈下が原因でおこります。
放っておくと建物躯体そのものの強度が下がり、
放っておくと建物躯体そのものの強度が下がり、
地震時に倒壊を起こしやすくなるなど事態を大きくする可能性があります。
傾斜してしまった建物を元に戻すには状態に応じた修正工法を行い、
傾斜してしまった建物を元に戻すには状態に応じた修正工法を行い、
傾斜を修正する必要があります。
■ アンダーピーニング工法
アンダーピーニング工法は地盤の圧密沈下により不同沈下を起こした建物の水平修正復旧を目的とした工事です。この工法は建物基礎下の主要な部分を掘削、建物を反力(荷重)として、鋼管杭を溶接継ぎ足し圧入し、杭を支持層まで確実に到達させ、支持力を確保し,支持層の反力を利用してジャッキアップし、基礎下より建物傾斜を修正する工法です。
アンダーピーニング工法は地盤の圧密沈下により不同沈下を起こした建物の水平修正復旧を目的とした工事です。この工法は建物基礎下の主要な部分を掘削、建物を反力(荷重)として、鋼管杭を溶接継ぎ足し圧入し、杭を支持層まで確実に到達させ、支持力を確保し,支持層の反力を利用してジャッキアップし、基礎下より建物傾斜を修正する工法です。
工法の長所 |
・居住したままで施工が可能。 ・今後も沈下が予測される場合でも適用可能。 ・大型の工具、資材を使用しない。 |
施工の概要 | ・基礎下部を掘削、作業用空間を形成し、主要基礎下部にジャッキを設置する。 ・設置されたジャッキにて小口径鋼管を建物を反力として順次溶接、継足しながら地盤中に打設(圧入)する。 ・打設完了時、仮受けジャッキ台を作成し、建物を仮受する。 ・仮受ジャッキにて建物を水平レベルまで修復する。 ・水平レベルまで修復後、打設杭頭に本受け台を設置し、本受工を行う。 ・床の修正は床束と束石との間にスペーサーを挿入し修正固定する。 ・設備配管は、事前にフレキ配管にするかジャッキアップ時に、一時切断して終了後に復旧する。 ・杭頭部まで埋め戻しを行った後にモルタルを充填し杭頭部と基礎を寝巻きする。 ・グランドラインまで土を埋め戻し、完了。 |
補修箇所の予測 | ・浴室・タイル、浴槽・玄関周辺土間タイル・室内クロス・イヌバシリ ・給排水配管(工事前の迂回、工事後の復旧)・給湯器・空調器の一時移動。 (復旧工事は発注者が行うものとします。) |
■ プッシュアップ工法
プッシュアップ工法、この工法は地盤の圧密沈下による不同沈下を起こした建物を、基礎と土台を切り離し、建物をジャッキアップし主要箇所にスペーサーを挿入し、建物傾斜を修正する方法です。
この工法は地盤の圧密沈下が終息した後の沈下復旧工事として採用されます。
プッシュアップ工法、この工法は地盤の圧密沈下による不同沈下を起こした建物を、基礎と土台を切り離し、建物をジャッキアップし主要箇所にスペーサーを挿入し、建物傾斜を修正する方法です。
この工法は地盤の圧密沈下が終息した後の沈下復旧工事として採用されます。
工法の長所 | ・居住したままで施工が可能。 ・大型の工具、資材を使用しない。 ・騒音、振動、埃が少なく工期が比較的短い ・補修費が経済的である |
施工の概要 | ・建物の必要箇所の基礎と土台の間にジャッキを挿入し、アンカーボルトのナットをはずして、ジャッキを巻き上げ、建物を上昇させ、建物の水平を修正する ・基礎と柱下部の土台との隙間にスペーサーを挿入し、建物を保持する。 ・基礎と土台、他の隙間にはモルタルを充填して埋める。 ・アンカーボルト類の基礎結束金具は、不足分を溶接にて補い再結束する。 ・床の修正は床束と束石との間にスペーサーを挿入して修正固定する。 ・設備配管は事前にフレキ配管とする、またはジャッキアップ時に一時切断してジャックアップ終了後に復旧する。 |
補修箇所の予測 | ・浴室タイル・玄関周辺土間及びタイル。室内クロス。イヌバシリタタキ等 ・基礎左官工事・給排水工事 (復旧工事は発注者が行うものとする。 |
■ 側打工法
この工法は現状の変状がこれ以上に進行しないように沈下防止、または沈下水平修正工事を必要とし施工する場合、建物基礎主要必要箇所の近い部分に、強制的に小口径鋼管杭を打設し、ジャッキ、ブラケット等を使用し沈下防止、さらには沈下水平修正する工法です。
この工法は現状の変状がこれ以上に進行しないように沈下防止、または沈下水平修正工事を必要とし施工する場合、建物基礎主要必要箇所の近い部分に、強制的に小口径鋼管杭を打設し、ジャッキ、ブラケット等を使用し沈下防止、さらには沈下水平修正する工法です。
工法の長所 |
・重機を使用しない。 ・重機が進入できない狭小地、高台での施工が可能。 ・工期が短い ・補修費、施工費が経済的である |
施工の概要 | ・鋼管杭打設箇所の基礎下を事前に床掘り。 ・鋼管杭を打設、溶接継ぎ足し、所定の深さ(良好な地盤)まで貫入する。 ・打設杭にジャッキ、ブラケット、等を使用し、溶接固定し現状維持、もしくは修正する。 ・床掘部に埋土、コンクリート、セメントミルク充填により空隙をうめる。 |
建物内部施工の場合は、建物を反力とするアンダーピーニング工法併用工事となります。 |
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補修箇所の予測 | ・浴室タイル・玄関周辺土間及びタイル。室内クロス。イヌバシリタタキ等 ・基礎左官工事・給排水工事 (復旧工事は発注者が行うものとする。) |